本日6月11日は「傘の日」です。
ポッキーの日とかメガネの日とか数字の語呂合わせではなく、単純に雑節の入梅(にゅうばい)にあたる日という事で「日本洋傘振興協議会」が傘の日にしたそうです。
梅雨というと長く弱い雨がシトシト続くイメージだったのが最近は全く変わってしまい、傘の売れ方も変わってしまったようです。
以前は長い傘が売れていましたが、最近ではいつ降るか分からない雨に備えて折りたたみ傘の比率が高くなっているようです。
ただ中には折りたたみ傘を持たずに、
雨が降った時はその都度ビニール傘を買うという方も多いと思います。
このビニール傘の「使い捨て」って、本当にいいんでしょうか?
毎年、8000万本くらいが日本に輸入され、消化されていると言われています。
ビニール傘は自治体によってですが、分別して捨てるとリサイクルされることもありますが、ほとんどの場合は分別されずそのまま捨てられていることが多いと思います。
その場合は粗大ごみと同じ処理に回されるらしいです。
特に最近は骨が鉄ではなく「グラスファイバー」になっていることで、ますますリサイクルが出来なくなっています。
本当にこれっていいんでしょうかね??
今回G20でも海洋プラスチックごみについての表明が出されましたが、
時代・世界の流れの中で「使い捨てビニール傘」の立ち位置はあるのでしょうか。
そういえば以前、超大手量販店の傘のバイヤーと商談する機会があったので、
商談の席で
「コストをあまり変えずに、傘の素材を少しでも地球環境にやさしく変えていきませんか?
傘だけでなく他の商品でも同じ運動をして御社が変えれば日本の他の小売店も考えるきっかけになるかもしれません」
と雑談の中で話を持ち掛けたところ、
「なんで私がそんな面倒くさいことをやらなければいけないんですか?
今でも普通に売り上げが取れている商品ならそのまま余分なことはしたくない」
さらに、
「他の会社がやって売れたならやります!」
と宣言されていました。
なんて正直な方なんだろう、、、
一緒に商社の方も同席されていたのですが、私と二人して口が開きっぱなしでした。
もちろん傘メーカーの中には、ビニール傘でも分解出来てリサイクルに回しやすい素材を使って生産している会社もあります。
大部分はそうではありません。
ちなみに、Googleで「ビニール傘」を検索すると、上から4番目に「ビニール傘 捨て方」と出てきます。
そんなかわいそうな商品って他にあるんでしょうかね。。。
前述の傘の協会はこういうことは考えないんでしょうか。。。
と、傘の日に考えてみました。