先週末の土曜日日曜日の二日間、私の住んでいる愛知県犬山市で犬山祭が行われました。
1635年から行われているお祭りで、今年は第383回目!
2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録されたお祭りです。
写真にある「車山」は犬山では「やま」と呼びますが、その13台の車山が曳き手の手古衆(てこしゅう)さんによって町内を曳き回されます。
私も2度ほどご縁があって曳かせてもらったことがあるのですが、当日は車山の中に潜り込んで”エンジン”として動かしていました。
お祭りに参加していて、いいなあと思ったのは、いい意味での上下関係があったことです。
祭りの最中はもちろんですが、準備の時なども、70歳を超える超先輩が40代やもっと下の20歳くらいの若い衆を本気で叱ります。
言われた方もそれに真剣に応えます。
なんか、それを見ていて「いいなあ」と思いました。
みんなが先輩を敬いますし、後輩たちは誰がどこの人か当然知っています、
この地域ではやんちゃな人たちはもちろんいますが、悪い人というのは絶対にいません。
なんか分かりますよね。
おやじ狩りなんて絶対ない。
そんな絆が400年近くも受け継がれています。
そんなお祭りですが、実は車山と「傘」は関係があります。
元々、笠(傘)を持って練り歩いてその笠の下に入ると厄災から身を守れると言われていたようで、
その笠がどんどん大きくなって「車山」になったと言われています。
犬山の車山は3tを超えるので、雨をよけるには重すぎて不便ですが(笑)